〝マスク(くち)口“に注意!1

今回は歯科助手の松本が担当します♪

新型コロナウイルス感染症の流行により、マスクを着用した生活が習慣化し、

すっかり見慣れた日常の光景となりました。今では様々な制限も解除され

以前のような生活が戻りつつあります。しかし、人が大勢集まる場所や

個人の判断によりマスク着用する方はまだ沢山いらっしゃるように感じます。

感染対策のうえで重要な防護具の1つであることに間違いないのですが、

マスク生活が長期化するのは良いことばかりではなさそうです。マスクは

顔の半分以上を覆うため、表情筋を動かす機会が少なくなります。

すると、口腔周囲の筋肉にも強張りやたるみが出現し、

やがては口腔機能の低下を助長してしまうことが懸念されます。

 

マスクをしていると鼻呼吸が苦しく、つい口呼吸する回数が増え、

口が渇きやすくなります。さらに,3密(密閉・密集・密接)回避のため、

カラオケ、会食、会話がご送度となり、口腔の役割として大切な

“食べる”、“話す”、“歌う” 機会が日常から奪われがちでした。

これでは刺激時唾液の分泌量が減少して、口腔自浄性が低下します。

そこで、長期のマスク生活から口腔機能が低下する“マスクを防ぐため、

普段から意識的に口を動かしましょう。

 

(参照デンタルハイジーン2021年6月号)