ホントに怖い!「根面う蝕」

今回は受付の河野が担当します(*^-^*)

加齢や歯周病により歯肉(歯茎)が下がると歯の根が露出し、見かけも気になりますが、それ以上に問題なのが、歯の根の表面はとてもむし歯になりやすいということです(>_<)

噛むところの歯の表面はピカピカなのに根元がむし歯になってしまい、最終的には折れてしまうことも。。。せっかく残せていた歯を失いかねない「根面う蝕」(根面のむし歯)について、お話します!(^^)!

根面う蝕とは、歯肉(歯茎)が下がって露出した根面にできるむし歯のことです。

歯冠部はきれいなのになぜ根面だけがむし歯になってしまうのか。。それは根面の構造と組成にあります。

根面はセメント質と象牙質からできていますが、セメント質は薄いためすぐに細菌の酸で破壊させてしまいます。

そしてむきだしになった象牙質は、エナメル質より歯の成分が溶け出しやすく、そのため歯冠部は無事でも根面だけがむし歯になってしまうのです!!

根面の象牙質は約30%が有機質(コラーゲン)です。これが根面う蝕の進行が止まりにくい理由の一つです。

参考文献NICO

気付かないうちに進むこともあるので、定期検診でチェックしてもらいましょう(^^)/