引き続き村上歯科医院の治療例を掲載いたします。
今回は審美歯科治療の中の歯肉の美白(歯肉のピーリング)についてです。
歯科関係者の皆様も患者様も、どうぞご覧ください。
患者様は24歳の女性です。歯ぐきが黒いのが気になって来院されました。
治療後は歯ぐきの黒い部分がなくなってピンク色の美しい歯ぐきに変化していますね。
この治療法について詳しくご説明いたします。
歯肉の美白法(メラニン色素除去法)には外科的に切除する方法や
レーザーで除去する方法などいろいろな方法がありますが、
当院では痛みもなく保存的で効果的なフェノール・アルコール法(薬物腐食法)を使用しています。
術式はとても簡単で、メラニン色素の沈着している歯肉にフェノール液を綿球で塗布し
数分後にアルコールで中和するといったものです。
液状フェノールと消毒用エタノール
歯肉にフェノールを塗布すると左の写真のようにその部分が白くなります。
その後約2週間でその部分がはがれ落ち右のようにピンク色の美しい歯ぐきに変わります。
術後わずかに褐色の部分が残ったのでその部分だけ再度治療を行いました。
ほとんど後戻りがなく美しいままである。